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インフルエンザ

●症状

  1. さむけと高熱。熱は3~5日ほど続きます。
  2. 全身がだるい。
  3. 頭痛、関節の痛み、筋肉痛などがでます。
  4. おなかが痛い。吐いたり、下痢をすることもあります。
  5. のどの痛み、鼻水、咳などの風邪の症状がでることがあります。

●検査

インフルエンザかどうかは、鼻水から検査することができます。ただし、熱が出たばかりのときには検査結果が陰性となることがあります。検査をする場合には熱が出はじめてから12時間経ってからのほうが確実です。

●治療

タミフル、リレンザなどのインフルエンザウィルスが増えるのを抑えるお薬があります。熱が出はじめてから48時間以内に飲み始めれば効果があるといわれています。熱の期間を平均で1日ほど短くしてくれるといわれています。ただし、異常行動などの副作用の可能性があるため、10歳以上20歳未満のかたには原則としてお薬はお出ししていません。

●家庭で気をつけること

  • 1.休む
    家でゆっくりと寝ているのが一番です。
  • 2.保温
    寒くない程度の暖房、暑すぎないように調節してください。
  • 3.食事
    こどもの食べられるもので消化のよいものを与えてください。
  • 4.水分
    小さなお子さんは脱水になりやすいので、水分をしっかり与えてください。
  • 5.お風呂
    お風呂にはいるのは体力がいります。疲れさせないように気をつけて、お風呂でさっぱりさせるのはかまいません。

●注意すること

おかしな行動をする、意識がはっきりしない、けいれんをする、などがあれば早めに受診してください。
高熱が続いている間は、熱の影響でおかしな行動をとることもあります。抗インフルエンザ薬を飲んでいなくても、高熱のある間はお子さんが一人になることがないよう、十分気をつけてください。

インフルエンザのときの解熱剤にはアセトアミノフェン(アンヒバ坐薬・カロナールなど)を使います。これ以外の解熱剤は使わないようにしましょう。