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喉頭炎(仮性クループ)

●どんな病気?

のどの奥の喉頭という部分(図)に炎症が起こり腫れる病気です。
この喉頭という部分は普通でも狭い場所で、
ここが腫れるとさらに狭くなり空気の通りが悪くなります。
生後3ヶ月~7歳くらいの子供に多い病気です。
早春や秋に流行します。くり返すこともあります。

●原因

かぜのウイルスや細菌、時にアレルギーが原因となることがあります。

●症状

  1. 声がかれます。犬やオットセイの鳴き声のようなケンケンとした咳をします。ひどくなってくると「ヒーヒー」と音をたて息を吸うことが苦しくなってきます。
  2. 熱は出る場合と出ない場合があります。
  3. 昼間より夜中にひどくなることが多いので注意が必要です。
  4. 症状は、多くの場合2~3日で落ちつきます。

●治療

  1. 喉の腫れを抑える吸引や、細菌を殺す薬、咳止めの薬などを飲みます。
  2. 重症な場合は入院治療が必要です。
  3. 吸引に通った方が、早く良くなります。

●家庭で気をつけること

  • 1.加湿器などで空気の乾燥を防ぎましょう。
  • 2.あまり泣かせたり、大声をださせないようにしてください。
  • 3.安静にして、水分の補給に心がけてください。
  • 4.呼吸の状態(苦しくならないか)に注意して、悪化するようならすぐ受診させてください。
※特に夜間にひどくなってきた場合は、

朝まで待たずに必ず豊能広域こども急病センターを受診してください。(窒息する場合があります) 豊能広域こども急病センター TEL:072 -729-1981

※ひどくなってきている状態
  1. 咳き込んで眠れないとき。
  2. 息を吸うとき、「ヒーヒー」と音をたてて肩で呼吸したり、みぞおちの部分をへこませて呼吸しているようなとき。
  3. 顔色が悪くぐったりしているとき。