MLCかやの分院婦人科

箕面萱野駅から徒歩3分 / みのおキューズモールEAST-2 クリニックモール3F TEL 072-727-4143

子宮頸がん精密検査

子宮頸がん精密検査

  • LSIL、HSIL、ASC-H、SCC、AGCなどは、コルポスコ-プを用いた組織診
    コルポ下生検と呼ばれる)での精密検査が必要となります。
  • ASC-USの場合はコルポ下生検を行うかどうかの判断のために、 ハイリスクHPVの感染が陽性か陰性かを調べるHPV検査を行います。
  • ASC-USでハイリスクHPVが陽性ならコルポ下生検へと進みます。
コルポスコープ

こちらの検査を希望される方は、電話にてご予約をお願いします。

コルポスコピー検査

コルポスコピー検査は、コルポスコープという拡大鏡を使って子宮の頸部を観察する検査です。
コルポスコープを通して腟内や子宮頸部を拡大しながら肉眼ではわかりにくい所見を観察します。
観察しやすいように酢酸を使用します。
酢酸によって多少ひりひりする場合もありますが、使用時間は60~90秒ぐらいです。
これにより正常な部分と病変部分がはっきりしてきます。
要所要所で病変部の写真を撮ります(2~3枚)。
当院では最新のデジタルコルポスコープを導入しました。より鮮明な画像のもとの検査が可能となります。

子宮頸部組織診(生検)

コルポスコープでの観察時には病変部分の診断のために、組織診(生検)とよばれる検査も行います。
組織診は異常を疑う部分を専用の器具(生検鉗子)を使って、数ミリ大の大きさの子宮頸部組織を切り取って病理診断(顕微鏡での診断)を行う検査のことです。
2-3個の組織を取り(この操作をコルポ下ねらい生検といいます)、病理検査に提出します。
ばらばらな細胞を評価する細胞診よりも、細胞同士のつながりなどの情報量が増えます。
組織を採取したあとは、止血処置をして圧迫用のタンポンを1個挿入して検査終了となります。
検査後2時間でタンポンを抜いていただきます。
①、②の精密検査にかかる所要時間は15分ぐらいです。
1-2日間は出血が持続することが一般的ですが、大体は2-3日で落ち着きます。
次回の検診日まで(約2週間後)は性交渉は控えてください。

検査結果は約2週間後にわかります。再診時に結果と今後の方針の説明があります。

HPVジェノタイプ判定

HPVの中で子宮頸がんになりやすい代表的なタイプの13種類(16,18,31,33,35,39,45,51,52,56,58,59,68型)への感染を個別に判定する検査です。
HPVのタイプによって子宮頸がんへの進展リスクが異なります。リスクに応じた管理をするために、
子宮頸部の組織診でCIN1、CIN2と診断された方が保険での検査対象となります。 CIN3の診断はHPVのタイプによらず治療の方針となりますので、ジェノタイプ判定の対象となりません。 検査の結果をふまえて、フォローアップの間隔や検査方法が決定されます。

保険での検査対象にならない方で強く検査ご希望の方は、自費検査(¥22,000)にて可能です。
但し保険診療時に同時にはできません。